CafeCafeという名のカフェ(Vol.1)
プレミアム対談、第四回目のゲストは三軒茶屋にあるCafeCafeの堀利弘さんと美佳さんご夫妻です。カフェをオープンして今年で15年。美味しいお料理と、おふたりの人柄がそのまま表れているあたたかい雰囲気が魅力のCafeCafeが愛され続けている秘密を伺いました。
-
堀 利弘さん、美佳さん
CafeCafe店主。料理やコーヒーを淹れるのが得意だった利弘さんと、ケーキ職人の美佳さんが、結婚と同時にCafeCafeをオープン。とろとろ卵のオムライスや、できたてのモンブランなど、食べるとホッと癒されるお料理が人気
-
- 大井
- 今年の夏で、15周年を迎えられましたね。おめでとうございます! まずはCafeCafeについてお伺いします。おふたりにとってCafeCafeはどんな場所ですか?
- 利弘さん
- 自分の家に近くて、お客さんも知り合いのようにふらっと遊びに来てくれる場所。生活の一部になっているので“仕事をするだけの場所”という感じではないですね。
- 大井
- 第二の家のような?
- 利弘さん
- そうですね。そう思ってきてくれているお客様も結構いるかもしれないですね。15年続けていると、長いお付き合いの方が多くなるので、肩肘張らないで、遊びにきてくれる。そういう“居心地の良い場所”ですね。
- 大井
- たくさんの方が15年にわたってお越しになられる理由は何だと思いますか。
- 利弘さん
- なんだろうね。ふたりとも自然体だからかな。(笑)
- 美佳さん
- メニューもそんなに特別なものはないと思うんですけど、それでも「ここがいい」と言ってくれるお客さんがいてくださって、それが何より嬉しいですし、そういう気持ちに応えていきたいと思っています。
- 大井
- 「CafeCafe」という名前は、カフェの中では珍しいと思うのですが……なぜこの名前を付けたんですか?
- 美佳さん
- 結構迷ったんですよね、お店をやるときに。あまり格好つけ過ぎるのも私達の性格的に恥ずかしくって。ほんと単純に、わかりやすくて、響きもちょっと可愛くて、愛着が持てるような、そんな名前がいいね、ってさらっと決めてしまったんです。
- 利弘さん
- ふたりでやるから、CafeCafeって(笑)
- 大井
- あー! なるほど! おふたりでされるからCafeがふたつでCafeCafe!
- 利弘さん
- はい。二つ続く感じがいいかなと思って。ずいぶん考えたんですけど、結局一番わかりやすい「Cafe」という言葉を二つにしたんです。(笑)確かに今なら珍しいですね。
- 大井
- 昔は違ったんですか?
- 美佳さん
- 私達がお店をオープンした時は、まだ“カフェ”という言葉が全然出てなかった頃だったんです。“喫茶店”で通じる感じで。お店をスタートするときは、不動産屋さんにも「ふたりで喫茶店!?」と驚かれる時代でした(笑)
風当たりが厳しい中、結構物件を探したんですけど、なかなか見つからなくて……。もう心が折れそうになっていた時に、この場所を紹介してもらって見に来たんです。その直前にもうひとつ有力候補だったところに断られてしまったこともあって、ここを見つけた時は「ここでやる!」って(笑)もうそんな感じでした。
- 大井
- そうだったのですね。世の中でカフェという言葉が知られていなかった時に、おふたりは、なぜ喫茶店でなくカフェをやろうと思ったのですか。
- 美佳さん
- 当時、数は少なかったですけど、それでも少しだけカフェはあって、食べ物も飲み物も美味しくて、色んな使い方ができて、そんなカフェが好きだったんです。喫茶店とはまたちょっと違って、素敵な場所だなと思いました。その頃、「自分たちもそういうカフェをやりたいな」と今後の働き方についても考えていたので、結婚も決めて、ほんと勢いで始めました。今考えると、若気の至りですけど(笑)
- 大井
- そのときは、どんなカフェを作りたいと思っていたんですか?
- この続きは、「Vol.2美味しいもの好きの譲れないこだわり」にて公開しています。ぜひチェックしてみてくださいね!
注目トピックス
新着の投稿
新着まとめ
地域を選択する