クリエイティビティを磨く方法(Vol.5)
Good People & Good Coffee”の代表、池田誠さんにお話をお伺いしているプレミアムコラム。Vol.5は池田さんの夢と、池田さんにとっての「カフェとは?」を伺いしました!
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- 最終目標は映画監督!
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- 大井
- 池田さんご自身としての夢はありますか?
- 池田さん
- 自分自身のやりたいことでいうと、未だに捨てていないんですが、僕の最終目標は映画監督なんです(笑)。というのも、クリエイティブなことをやっている人が最終的にたどり着く場所は、映画だと考えていて。映画は一人では作れないし、その人の周りに信頼しているブレーンと才能がないと作れない。さらにお金も必要。だから監督はタレント性が必要だし、みんなに好かれている人なんですよね。そういう人に昔からなりたいし、そこが最終目標だと思っています。
- “見る量”がセンスと人間力を上げる
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- 大井
- クリエイティブな人間になりたい人は、どんなことをしたらいいと思いますか?
- 池田さん
- 僕は雑誌の仕事をする中で、海外に行く機会も多くて、本当に色々なものを見てきました。それは良かったと思いますね。
- 大井
- どういうところがでしょうか?
- 池田さん
- 別に勝ち負けの話ではないんですけど、僕はたくさんの物を見た人が最終的に人生で勝つような気がしているんです。それにいろんなものを見ている人は、人間的にも魅力があると思います。「若いときにバックパッカーを何年間かしていました」という人がいますけど、そういう人達はだいたいの確率で悟っているんですよね。人間的に何倍も大きく見える。それは経験した人でないと、得られない魅力かなと思います。
- 池田さん
- それに、例えば目の前にある物がかっこいいか、かっこよくないか、いいものか、悪いものかという判断も前例がないとできないですよね。それは結局見てきたものとその量で決まると思うんです。そう考えると、海外に行って日本にないものも含めて見る。そして日本とその国の違いを感じたりすると、日本のすごさを再発見することもできます。どんな職業でも、それはとても重要だと思いますね。
- 大井
- センスが磨かれるというのもあるし、たくさんの人に会うから、その分人間的にも強くもなるし、優しくもなりますよね。
- 池田さん
- だから、海外には行けるだけ行ったほうがいいんじゃないかなと思いますね。このお店の名前の「Good People&Good Coffee」も、元々は「Good people meets good people」という言葉で、昔、海外の友人から教えてもらったんです。「いい人はいい人を合わせる」っていう意味。それも、そのときそこにいて、教えてくれた人との出会いがなければ、つけられなかった名前です。
- 大井
- 最期に、みなさんに伺っている質問です。池田さんにとってカフェとはなんですか?
- 池田さん
- やっぱりカフェはハブですね。いろんな方向の要素があって、人と人をくっつけたり、会話を弾ませたり、新しいものを生み出したり……という中継基地みたいなものだと思うんです。昔、自分はお気に入りの洋服屋さんに通うことでそこがハブになって、色々な人と知り合って、出版社で働くきっかけを得たので、今はGP&GCを含めてカフェをそういう風に考えていると思います。
- 大井
- なるほど。わかりました。貴重なお話をありがとうございました!
- 次回のプレミアムコラムは、オーストラリアで人気のチャイブランド“PRANA CHAI”を日本で広める野村功太朗さんの登場です!7月22日(金)公開予定。どうぞお楽しみに!
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