COFFEE COLLECTION DISCOVERへの挑戦(Vol.4)
LATTEST OMOTESANDO Espresso Barの前田さんにお話を伺っているプレミアムコラム、Vol.4は前田さんが約半年前から始めたシェアロースターでの焙煎とCOFFEE COLLECTION DISCOVERへの挑戦について伺いました。
国内外のロースター27店舗がエントリーし、ブラインドカッピングによって選出された上位5店がCOFFEE COLLECTIONに参加できるというDISCOVER企画。見事、優勝に輝いた前田さんに焙煎を始めたきっかけやその難しさ、楽しさなどをお聞きしました。
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- 見学から始まった焙煎士の道
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- 大井
- 改めまして、COFFEE COLLECTION DISCOVERの優勝、おめでとうございます! 27店の中での優勝は素晴らしいですね。
- 前田さん
- ありがとうございます!私もLATTESTのメンバーも、結果を聞いたときは、めちゃくちゃびっくりしました!
- 大井
- 前田さんは焙煎を始めてまだ6カ月なんですよね。そこにも驚いたのですが、もともとどのようなきかっけで焙煎を始めることになったのでしょうか?
- 前田さん
- 約1年前に神保町のGLITCH COFFEE &ROASTERSがシェアロースターを始めたということで、いまはTHE LOCALのバリスタをされている大槻さんから「焙煎をやってみたら? まずは見学においでよ」と誘っていただいたんです。見に行ったのはいいのですが最初は「私にこんなんことできるのかな……」と不安に思っていました。
ただGLITCHでは、ラテアートの大会で賞もとられているTHE THEATER COFFEEの赤川さんもシェアロースターで焙煎をされていたので、赤川さんの焙煎を見学しながら色々な話をさせていただいて「私もやってみたい」と少しずつ思うようになっていきました。
- 前田さん
- それからLATTESTはこの2月に5周年を迎えるタイミングだったんですね。5周年を機に新たなイメージを打ち出したいとメンバーみんなで話していたので、焙煎を始めるならそこに間に合わせたいという気持ちも沸々と湧き上がってきていました。
- 大井
- 焙煎にチャレンジするにはベストなタイミングだったんですね!
- 前田さん
- いま考えると「5周年のために始めなきゃ」という想いが強くて、週1回しか焙煎する機会がない中で、無謀とも思える挑戦だったと思います。それでもなんとか5周年に間に合ったのは、焙煎を教えてくださったGLITCHの鈴木さんや赤川さん、たくさんの方々の助けがあったからです。
今でこそひとりで焙煎ができるようになりましたが、今でもよく鈴木さんは「困ったことはない?」と気にかけてくだるし、焙煎だけでなくハンドドリップの方法も隠すことなく教えてくださるので本当にありがたいですね。その分、私自身も教えていただいたことをチームのみんなに伝えなくてはと思っています。
- 焙煎の失敗は、いつも成功のもと
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- 大井
- 見学するところから実際、焙煎を始めてみてどうでしたか?
- 前田さん
- はじめは鈴木さんのレシピを基準に焙煎を練習していたんですが、毎回少しずつブレがでてしまって、同じように焼くことがまず難しいんですよね。ブレだけでなく、間違えることも失敗することもあります。ただそういった焙煎のデーターは全て記録しているので「どんなブレや間違いが起きると、どのような味になるのか」を毎回確認することで、失敗からは学ぶことだらけです。
- 大井
- まさに“失敗は成功のもと”なんですね。焙煎をしていてどんなところが楽しいと思いますか?
- 前田さん
- 焙煎を学び始めてコーヒー豆が持つ素材の味を引き出せると、こんなにも豆の味が違うんだということをより感じられるようになりました。それをお客様に共有して喜んでもらえることが嬉しいし、楽しいですね。
- この続きは、Vol.5の「LATTESTからCOFFEESTを目指して」で!次回の更新は4月11日(火)です。どうぞお楽しみに!
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