個性が凝縮!個人カフェの魅力(Vol.5)
学生時代は、個性の光るカフェが好きでよく行っていたというuzna omomの門崎さん。最終回のVol.5では自身もカフェを開きたいと思うようになるほど、影響を受けたカフェとその魅力、カフェから学んだことを伺いました。
-
- オーナーさんの顔が見えるカフェに通った大学生時代
-
- 大井
- 門崎さんがカフェを開くきっかけとして、もともと大学生の頃からカフェが好きだったそうですが、当時はどんなところに行かれていたんですか?
- 門崎さん
- 表参道の“デザートカンパニー”や、下北の“オーディネール”、吉祥寺の“フロアー”が大好きで。みんななくなってしまいましたけど、高校生くらいの時は、オーナーさんの顔が見えるカフェばかり行っていました。
今思うとオーナーさんはみんなこだわりの強い方で、いいお店や好きなお店こそなくなっちゃっているんですよね。人気はあるのにやめちゃうみたいな、そういうのも多くて。人気が出ると、細部まで自分の精神が行き届かなくなるような感じがするので、今はその気持ちがちょっと分かる気がします。「いろいろ葛藤があったんだろうな」と。
でも、ほんとにどこも魅力的で、個性的で、メニューも独創的。特に“フロアー”は、いいお店でしたね。
- 大井
- どんなお店だったんですか?
- 門崎さん
- 古い雑居ビルの中にあって、薄暗くて。あの頃のカフェは、オーナーさんが椅子やソファを色々買い集めていて全部バラバラだったんですよ。古い椅子や本、雑誌もたくさんありました。
- 大井
- カフェではいつもどんな風に過ごされていたんですか?
- 門崎さん
- ボケっと(笑)。あとは、お店にあるオーナーこだわりの本を手にとって読んだり。そうすると声をかけてくださるから話したりして。そういうカフェ店主との交流っていいなぁって思っていました。
- 自分らしさを貫き、自分にしかできないことをやる
-
- 大井
- そこから得たことはありますか?
- 門崎さん
- “その人にしかできないことは、変に型にはめないでやっていいんだな”って。個性もそうですけど、“その人らしさは貫いた方が絶対かっこいいな”って思いました。
- 大井
- 私も一年間カナダのトロントに留学していたんですが、トロントは多人種国家で色々なバックグラウンドを持つ人がいる分、カフェも多種多彩だったんですよね。オーナーさんごとに店の雰囲気やコンセプトがみんな違って、気分によって色々なところに行くのが本当に楽しかった。「みんな自由だなぁ」って。オーナーさんの個性を一緒に楽しませてもらっているような感じでした。
- 門崎さん
- カラーがあるって面白いですよね。考え方とか多様性とか。
- 大井
- はい。そういう風に、門崎さんもカフェのオーナーさんたちに刺激を受けて、カフェを開かれることになったのでしょうか?
- 門崎さん
- そうそう、それはすごいあります。
- カフェは、人が集まる場所であり自分の居場所
-
- 大井
- CafeSnapではと最後の質問として「あなたにとってのカフェとは?」をみなさんに伺っています。門崎さんにとってカフェとはなんですか?
- 門崎さん
- やっぱり、“人が集まる場所”ですね。人が集まって何かが生まれる場所。あとは、居場所かな。家庭や職場……人は色々なところに居場所があると思うんですけど、私にとってはその中の1つじゃないでしょうか。“人が集まる場所であり、自分が居ていい場所”だと思います。
- 大井
- わかりました。今日は、貴重なお話をありがとうございました!
- 門崎さん
- ありがとうございました!
- 次回、11月4日(金)からのプレミアムコラムは、コーヒーの限りない可能性を追求するUNLIMITED COFFEE BARの松原 大地さんと平井 麗奈さんの登場です。どうぞお楽しみに!
注目トピックス
新着の投稿
新着まとめ
地域を選択する