夢は24時間365日オープン!?(Vol.5)
「めぐたま」のときたまさんとおかどさんにお話をお伺いしている対談。最終回は「あなたにとってカフェとは?」を伺いました。おかどさんが、理想として話してくださったのは、なんと“24時間365日オープンの店”。その理由とは?
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- 大井
- この先、どんな店にしていきたいという、目標はありますか?
- おかどさん
- 居心地がよくて、いらした方が少しでも楽しくなって、元気になって、ハッピーにもなって帰ってくれたら嬉しいな。
みんないろんな鎧を着て生きていたりするから、それがなんとなくほぐれて、楽に楽しく生きられたらいいよね、自分らしく。ほかには特にはないね。
最近、ご近所さんが増えてきたんですよ。お母さんがいないときに、「あそこでご飯たべておいで」って中学生や高校生がひとりできたりするんです。お母さんからは「私がいないから夕ご飯お願いします!」って言われたりして。
「鍵わすれちゃったから居ていいですか?」って子どもが来ることもあって。そういうのは嬉しいですよね。昔の隣のお家みたいで。
- ときたまさん
- バギーカーのお母さんや、海外の方たちも結構増えていて。というのも、写真集は誰でも楽しめる開かれたものだからだと思うんですよね。写真家たちがそれぞれの世界を自分なりの方法で表現している。言語も関係ないし、子どもでも大人でも世界中の人が楽しめる。写真集は世界への扉になると思うんです。食べ物のもそう。誰でも楽しめる。
いろんな人がめぐたまにやってきてそれぞれ楽しんだり、横の人としゃべったり。少しずつなってきているけど、今後はさらにそういう場所になっていったらいいなと思いますね。
- 大井
- では、最後の質問なんですが、あなたにとってカフェとはなんですか?
- ときたまさん
- カフェとは……居心地のいい場所。堅苦しくなく、緊張もする必要もなしいし、たくさんのお金がいるわけでもない。
- おかどさん
- そうね。家で飲んでもいいのに、外でお茶を飲んでいるわけだから、居心地がよくて、ほっこりできる場所がいいよね。
- ときたまさん
- 私は、誰かに会いに行く場でもあるかなとも思いますね。喫茶店だったら「こんにちは、マスター元気?」って、ちょっと会いに行く場所。
お店っていいじゃないですか。いつ行ってもいいから。
- おかどさん
- そうそう! 私なんか、本当は24時間365日やってるお店をやりたいんですよ。いつ行ってもやってる場所。
- 大井
- すごいですね!
- おかどさん
- 人の家に行くには相手の予定を聞かないと行けないし、インターホンを押してから入らないといけない。でもカフェは開いてればいつ行ってもいい。だから、一日中やりたいって言っていて。でも、みんなに怒られるの。「いつ寝るんですか?」って。「ここで寝る!」って言ってるんだけど。(笑)
- 大井
- おかどさん自身もそういった場所が欲しいのですか?
- おかどさん
- 私が欲しいというわけではないんですよね。私は家も開放してあって「いつでもいらっしゃい」モードなんですよ、昔から。人が来ると、その人のお腹がすごく気になっちゃって「おなかすいてる?」って聞いて何か作って出しちゃうの。
- 大井
- 「外に行こう」っていう、ときたまさんと、「誰でもおいで」という、おかどさん。やっぱりいいバランスですよね。反対向いてるけど、全体ですごくまとまっているというか。
- ときたまさん
- なんかね、変なゆるーい店なんですよ、うちは。だから、いつでもどんな人でもウェルカムなんです。
- 季節の一汁三菜定食 1,000円(平日ランチ)、1,500円(夜・土日祭日ランチ)
- 自家製スパイシージンジャー 700円
- 次回のゲストは世界一バリスタチャンピオンを輩出している国、デンマークで日本人初のバリスタとして活躍された名古屋のTRUNK COFFEEの鈴木康夫さんとの対談をお届けします!お楽しみに!!
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